GPT4は人が感動する小説を書くことができるのか。短編小説バージョン

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GPT4に140文字の小説を書いて欲しく、30ページ分ほど小説の学習をさせてから書いてもらいました。

学習内容は市販の小説の書き方系の本で、当方が参考になった箇所を抜粋して、プロンプトから読み込ませています。
ファインチューニングも当然考えましたが、質問・応答セットにするのが面倒だったので、まるごと食わせてみました。

いわゆるプロンプトチューニングの一環ですね。
最近のAIはどれもが結構なトークン数(文字量)を読み込ませることができるので、ここら辺は楽になりましたね。

これでどう出力されるのか。興味深いところです。

GPT4への進行具合を時系列で

以下、進行具合を書いてあります。
●がプロンプトで、
「GPT4」がAIの応答文です。

⚫️ 140字小説を書きます。
タイトルはお任せで、書いてください。

GPT4
### 再会の灯台

灯台の下で彼は待っていた。季節は変わり、彼女が去って十年。
手には古びた写真、胸には温もりの記憶。
波が寄せるごとに、彼は囁いた。
「戻ってきてくれるかな?」

⚫️イマイチなのでプロンプト入れてみます。
「この小説の評価をしてください。
そして改善点をあげてください。」

GPT4
この140字小説「再会の灯台」は、短いながらも深い感情と状況が巧みに表現されています。季節の移り変わりとともに時間が経過したこと、そして主人公が彼女の帰りを待ち続けている情景が浮かび上がります。使用されている言葉選びが情緒的で、読者にとって想像力をかき立てられる内容です。

評価点
情感の表現: 灯台というシンボリックな場所を選ぶことで、孤独や待ち望む心情が効果的に表現されています。

経時的な要素: 「季節は変わり」というフレーズが時間の経過と共に続く主人公の思いを効果的に示しています。

対話形式の内省: 主人公の「戻ってきてくれるかな?」という独り言が、彼の内面と彼女への未だ断ち切れない思いを効果的に伝えます。

改善点
感情のさらなる深堀り: 140字の制約の中でも、「彼は囁いた」を少し修正して、彼の感情にさらに深みを加えることができます。例えば、「彼は切望し囁いた」など、動詞を強化することでその感情の深さをより強調できます。

具体的な詳細の追加: 写真の内容にもう少し具体性を持たせることで、物語にリアリティを与え、読者の感情移入を促進することができます。例えば、「手には彼女との古びた海辺の写真」などとすると、彼女との具体的な思い出が浮かび上がります。

言葉の選び方の最適化: 「波が寄せるごとに」は美しい表現ですが、「波のたびに」と短縮することで他の部分に更なる言葉を加えるスペースを作ることができます。
これらの改善点を取り入れることで、さらに感情的な共鳴を引き出し、物語の設定を明確にすることが可能です。

⚫️ プロンプト
「文字数を増やして改善してください」

GPT4
### 再会の灯台

灯台の下で彼は待っていた。
季節は変わり、彼女が去って十年。
手には彼女との古びた海辺の写真、胸にはかつての温もりの記憶。
波のたびに、彼は切望し囁いた。「戻ってきてくれるかな?」
空は広がり、波は答えない。

⚫️ヒントを与えます
「かつてよく来た灯台と設定して」

GPT4
### 再会の灯台

灯台の下で彼は待っていた。かつて二人でよく訪れた場所、季節は変わり、彼女が去って十年。
手には二人で撮った古びた海辺の写真、胸には過ぎ去った日々の温もりの記憶。
波のたびに、彼は切望し囁いた。「戻ってきてくれるかな?」
空は広がり、波はただ静かに寄せては返す。

⚫️さらにヒントを
「ふと灯台の下を見ると思い出の品が。
彼女からのメッセージだった」

GPT4
### 再会の灯台

灯台の下で彼は待っていた。かつて二人でよく訪れた場所、季節は変わり、彼女が去って十年。
手には二人で撮った古びた海辺の写真、胸には過ぎ去った日々の温もりの記憶。
波のたびに、彼は切望し囁いた。「戻ってきてくれるかな?」
ふと足元を見ると、砂に半ば埋もれた小さな貝殻が目に留まる。拾い上げると、裏には彼女の手書きのメッセージが。
「いつか、ここでまた」。
空は広がり、波はただ静かに寄せては返す。彼の心は、ほんの少し軽くなった。

⚫️イマイチなので笑いを取る
「アホウドリが呟く
そんな訳ないやろ」

GPT4
### 再会の灯台

灯台の下で彼は待っていた。かつて二人でよく訪れた場所、季節は変わり、彼女が去って十年。
手には二人で撮った古びた海辺の写真、胸には過ぎ去った日々の温もりの記憶。
波のたびに、彼は切望し囁いた。「戻ってきてくれるかな?」
ふと足元を見ると、砂に半ば埋もれた小さな貝殻が目に留まる。拾い上げると、裏には彼女の手書きのメッセージが。
「いつか、ここでまた」。
空は広がり、波はただ静かに寄せては返す。その瞬間、上空を飛ぶアホウドリが呟く。
「そんな訳ないやろ。」
彼は笑いながらも、希望を胸に秘めた。

⚫️おおっつ。
さらにヒントを
「笑いながらも彼女のLINEを開いた」

GPT4
### 再会の灯台

灯台の下で彼は待っていた。かつて二人でよく訪れた場所、季節は変わり、彼女が去って十年。
手には二人で撮った古びた海辺の写真、胸には過ぎ去った日々の温もりの記憶。
波のたびに、彼は切望し囁いた。「戻ってきてくれるかな?」
ふと足元を見ると、砂に半ば埋もれた小さな貝殻が目に留まる。拾い上げると、裏には彼女の手書きのメッセージが。
「いつか、ここでまた」。
空は広がり、波はただ静かに寄せては返す。その瞬間、上空を飛ぶアホウドリが呟く。
「そんな訳ないやろ。」
彼は笑いながらも、ポケットからスマホを取り出し、彼女のLINEを開いた。未読のメッセージが光る中、新たな希望の種が心に芽吹き始めた。

 

140字小説を書いてもらって

総じて、人を感動させる小説を一発で書かせるのは難しいですね。
ただ、ある程度の文面は書けるので、それを叩き台にして、こちらからプロンプトを追加し、
さらにブラッシュアップさせていけば何とかなるかもです。

特にいきなりの長編小説は無理なので、短編、超超短編、それこそ140字小説などの短い文面から
チャレンジされた方が結果がわかりやすいかと思います。

これらを参考にしてもらって、さらなる深堀りをしていきます。

AIの可能性と創造力

AI(人工知能)は、私たちの周りにあるスマートフォンやコンピューターの中で働いている賢いプログラムです。
でも、AIがどのように物語や小説を作るか知っていますか?
AIが文章を書く能力は、いま科学技術がどれほど進んでいるかを示す興味深い例です。

「再会の灯台」という短い物語は、AIがたった140文字から始めて、長い物語に発展させた作品です。
最初はとても短く、ただ「灯台の下で彼は待っていた」というシンプルな一文からスタートしました。

しかし、その後のバージョンでは、季節が変わるごとに彼女を待ち続ける男性の感情や背景が詳しく描かれるようになりました。

AIがこのように物語を作るとき、人間の作家と同じように、読者が興味を持ちやすい要素や感情を盛り込みます。

AIはたくさんの本や物語から情報を学び、その知識を使って新しい物語を作り出します。
これはまるで、読書が好きな友達が自分の好きな本からアイデアを出して、新しい話を作るのと似ています。

AIの技術を使うことで、私たちは創造性をもっと発展させることができます。

例えば、学校のプロジェクトで物語を書くとき、AIのようにさまざまなアイデアを組み合わせてみるのも一つの方法です。
また、AIがどのようにして物語を進化させるかを学ぶことは、文章力を高めるための良い練習にもなります。

今のAIは、人間の作家が作ったような深い物語を作ることができるほど進んでいます。
それにより、私たちは新しいタイプの物語や、今までにないようなキャラクターに出会うことができるのです。

これは、AIがただの道具ではなく、クリエイティブな力を持つ存在として、これからも私たちの創造活動に大きな影響を与え続けることを意味しています。

このようにAIを学ぶことは、皆さんにとっても将来に向けて役立つ知識となります。

科学技術がどのように私たちの生活や創造活動に役立つかを理解することは、新しい発見や発明への興味を深める第一歩になるかもしれません。

 

AIのクリエイティブなプロセス

人工知能(AI)を使って物語を作るとは、どういうことかご存知ですか?

AIが物語を書くとき、単に何かを書くだけでなく、その物語をどんどん改善していきます。

上記の小説の最初のバージョンでは、「灯台の下で彼は待っていた」というシンプルなセンテンスだけでしたが、後のバージョンでは、その場所に来た理由や彼が感じていることが詳しく書かれるようになりました。

これによって、物語は読者にとってもっとリアルで感情移入しやすいものになりました。

物語を改善する過程で、AIはさまざまな方法で物語に新しい要素を加えていきます。

たとえば、彼が持っている古い写真や、彼女との思い出が詳しく説明されるようになると、読者は主人公の気持ちをより深く理解できるようになります。

また、物語に登場する灯台が、ただの場所ではなく、二人にとって特別な意味を持つ場所になることも、物語を豊かにする一つの方法です。

さらに、AIにユーモアを加えることで物語に変化をつけたり、予期せぬ展開を加えることができます。

これが物語をもっと面白く、読者にとって新鮮なものにします。

たとえば、「再会の灯台」で、アホウドリが空から「そんな訳ないやろ」とつぶやく場面は、シリアスな状況にちょっとした笑いを加えて、ストーリーにリズムをつけています。

このようにAIを使って物語を改善していくプロセスを学ぶことは大切なことです。

なぜなら、自分自身の物語や作文を書くときに、どうすればより良い作品ができるかを考える手助けになるからです。

AIがどのようにして物語を改善していくのかを見ることで、自分の創作活動にも新しいアイデアを取り入れたり、より良い書き方を考えるきっかけになるかもしれません。

小説へのユーモアの導入

物語にユーモア(お笑い)を加えると、どうなると思いますか?

ユーモアは、物語をもっと楽しくし、時には重いテーマやシリアスな場面を和らげる効果があります。

それに、物語の中で予期せぬ笑いが生まれると、読んでいる方はストーリーにもっと引き込まれます。

上記の小説では、AIにユーモアを加味して話に変化をつけています。

この物語は、長い間失われた恋人を待ち続ける男性が主人公で、かなり感情的で少し悲しい内容ですが、空から飛ぶアホウドリが「そんな訳ないやろ」と突然呟く場面があります。

この一言が、物語に軽さとユーモアを加え、一時的に重い雰囲気を和らげてくれます。

ユーモアを使うことの良い点は、ただ笑いを取ることだけではありません。
ユーモアは、読者がキャラクターとの関係を深める手助けにもなります。

キャラクターが冗談を言ったり、変わった反応を示したりすると、そのキャラクターがより人間らしく、親しみやすく感じられるからです。

さらに、学校でのレポートやプレゼンテーションにおいても、ユーモアを上手に取り入れることができれば、聞いている友達や先生を楽しませることができるし、伝えたいことをもっと効果的に伝えられるようになるでしょう。

AIテクノロジーが触れる人間の心

AI(人工知能)が物語を書く時、ただ面白い話を作るだけではなく、実はもっとすごいことをしています。

それは、物語を通じて人の心に深く響く感情を表現していることです。

この技術を使うことで、AIは人間の感情を理解し、それを物語にうまく表現することができるようになっています。

上記の小説では、主人公が長い間失った恋人の帰りを灯台で待っているシーンがあります。

この物語では、AIが主人公の寂しさや希望、不安などの複雑な感情を巧みに表現していて、読んでいる方もその感情を感じ取ることができます。

これはただのテクノロジーの力技ではなく、AIが私たちの日常生活の中で感じる感情をどう理解し、どう表現するかについて学んでいるからできることです。

この技術は、皆さんにとっても非常に役立ちます。物語を書くときや、人とコミュニケーションを取るときに、相手の感情を理解しながら事をすすめていくと思います。

AIがどのようにして人の感情を表現しているかを学ぶことで、自分自身の感情表現の仕方や、他人の感情を理解する力を高めることができるかも知れません。

自分で物語を書く時にも、AIがどのようにして物語に感情を織り交ぜているかを参考にしてみると良いでしょう。

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小説を書く事で、AIからいろんな事を習得できます。
考える力、論理的思考力とでも言うんでしょうか。

そんな技術が身に付くのも、Ai小説の魅力ですね。

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