chatGPTなどのAIが書いた文章かどうかを判定してみる

chatGPTに書いてもらった文章を判定

さて、今回のテーマは表題の通り「chatGPTなどのAIが書いた文章かどうかを判定してみる」です。

みなさんはchatGPTにいろんな記事や文章を書いてもらってると思います。

それを然るべき場所に提出する際に、提出先がchatGPTでの制作をNGにしている所もあるでしょう。

しかし、chatGPT系に書いてもらった文章かどうかを判断するのは難しいと思いませんか。
確かに、chatGPT系の書いた文章はある種、クセがあるというか、なんとなくchatGPT系ぽい感じもしないではないですよね。

これは大規模言語モデルの特徴でもある、「次に現れるワードが確率的に最大になるものを羅列していく」っていう仕組みになっているからでしょう。

人が書いた時にこういう表現はくどいよなとか、ちょっと漢字や難しい表現が多くないかとか、なんとなくのクセみたいなものがchatGPT系の文章にはあります。

しかし、それを数値的に白黒で判断したいかなと。
そんなご要望に応えたものがこちらになります。

GPTKit
https://gptkit.ai/

openAIの判定サイト
https://platform.openai.com/ai-text-classifier

有名なものが上記の2つのサイト。

上のGPTKitのサイトは、文章を入れて判定ボタンを押すと、確率何%でAIぽいとか教えてくれます。

 

下のopenAIのサイトは確率云々ではなく、「これはAIが書いたっぽい」のような表現をしてくれます。

ちなみに、両方とも英語サイトですので、英語が苦手な方はchromeの翻訳機能などを使って、日本語に直してから利用してください。

ただし、入力する文章は英語にしないとはじかれます。
日本語で書いた文章はgoogle翻訳やdeeplなどで英語に直してから入力しましょう。

それでは、実際にやってみます。

chatGPTにプロンプトを入れて記事を生成

まずはchatGPTに「猫」の記事を書いてもらいます。

まずはプロンプトです。

あなたはプロのブロガーです。
猫をテーマに記事を書いてください。
1000文字以上で書いてください。

で、できたのが下の※印。
ん〜ん。chatGPT系ぽいですね。

なんていうか、くどい。しかも難しい単語を使い過ぎ。

※ 一部を抜粋して表記します。

「猫という生き物は、その可愛らしさと愛らしい外見だけでなく、非常に個性的な性格を持っています。彼らは一般的に自立心が強く、気ままな生き方をすることで知られています。一方で、猫は非常に社交的な生き物でもあります。彼らは家族と共に暮らすことを好み、愛情と注意を求めます。

猫を飼うことは、多くの人々にとって非常に愉快で素晴らしい経験です。しかし、飼い主には猫に関する基本的な知識が必要です。例えば、猫の健康状態を把握するために、猫の体重を定期的に測定し、食事や運動量を調整することが重要です。また、猫は非常に好奇心が強い生き物であるため、彼らが入ってはいけない場所を特定することも重要です」

まだ続きますが、まあこんな感じです。

さて、この文章をdeeplで翻訳します。
で、英語の文章がこちら。

一部抜粋。
「Cats are creatures with very unique personalities, not only because of their cuteness and adorable appearance. They are generally known for their independent and carefree way of life. On the other hand, cats are also very social creatures. They prefer to live with their families and demand love and attention.

Owning a cat is a very pleasant and wonderful experience for many people. However, owners need some basic knowledge about cats. For example, it is important to weigh the cat regularly and adjust its diet and exercise regime in order to monitor its health. It is also important to identify areas they should not enter, as cats are very curious creatures.」

これをGPTKitに入力します。
結果がこちら。
予想通り、falseでAIぽいと判定されました。

 

小学生でもわかる文章だと判定結果は変わるのか

今度は「文章を小学生でもわかるように簡単に書いてください」とプロンプトに書きます。
その後、できた文章を英文に直してGPTKitに入れてみます。

見事にfalse判定。「AIぽい」と判断されました。

こうなってくると、実際にtureの「人間が書いたっぽい」が見たいですよね。

そこで、人が書いたと思われる猫の記事を英文に直して、GPTKitに入力。
すると…。

なんと、ture判定。これは「人間ぽい」と判断しています。さすがですね。

 

なかなかの判定基準です。
では、ここで疑問です。

chatGPTが書いた記事を人間が編集してから判定する

chatGPT系に書いてもらった文章を、人間が読んでそれなりにまとめて書いてみる。
それを判定したらどうなるのかと。

私的には最大の知りたいことです。

そこで、上記のAIが書いた文章をそれなりにまとめてみました。
なるべく、くどくなるのを避けて、且つ、chatGPTの意向は伝えるように書いたつもりです。

一部抜粋。
「猫っていう生き物は可愛らしさもともかく、非常に個性的な一面ももっています。
猫は自立心が強く、気ままな生き方をする動物です。反面、社交性もあり、家族と共に暮らすことを好み、人からの愛情も求めます。

猫を飼うことは人生の楽しみを与えてくれます。しかし、猫を飼う飼い主はそれなりの猫に対する基本的は知識も必要ですね。
まず猫の健康状態を把握するために、体重測定、食事量、運動量の調整などが必要になります。
また猫は非常に好奇心が強い動物なので、彼らが入ってはいけない場所を知ることも大事なんです。
また、定期的な獣医さんによる検診や予防接種も大事になります」

これ以上内容を変えると、AIの書いた文章ではなく、完全な私制作の記事になりそうで難しいところですが、これでいってみましょう。

まず、この文章を英語に翻訳。
で、GPTKitに入れる。
すると、…。

なんとfalse判定。この文章はAIが書いたっぽいと判定されました。
そうですか。さすがですね。

これから推測すると、chatGPT系が書いた記事や文章を元に、オリジナルに変換したものも、ある程度見分けがつくといった答えになります。

どうなんですかね。
chatGPT系に記事の叩き台を作ってもらって、それを元にオリジナルの文章を作る作業は決して間違ってはいないと思うのですが。

ためしに、本家のopenAIのサイトにある判定サイトでも判断してもらいました。
こちらがURLです。
https://platform.openai.com/ai-text-classifier

結果はAIが書いたっぽいと。
ん〜ん。やはりそうですか。見分けられるのですね。

2つのサイトが判定しているのだから、確実なんでしょう。
まあ、AIを使って書いたのが真実ではあるのですが。

そうなると、chatGPT系の書いた文章を叩き台にするのも難しいという事になるんですかね。

あくまでもAIの記事をアイデアにして、完全なオリジナル文章を書いていかないといけない。
そんな感じでしょうか。

chatGPTに記事を書いてもらうなら、この方法がいいのか

ここで、よくあるのが下記のプロンプトです。

あなたはプロのブロガーです。
これから「猫」についての記事を書きます。
この時の見出しを5つ以上書き出してください。

これはよく使いますよね。
これで見出しが5つ以上出てくるのですが、この見出しをさらにプロンプトに入れます。

上記の見出し「○○○」を元に、300字位で記事を書いてください。

これでそこそこの記事が完成しますが、この方法だと間違いなく判定されますね。

人間がchatGPT系を利用するとしたら、この見出しまでにして、見出しからの記事を人が書いていくようにすれば大丈夫かと思います。

また、見出しさえあれば発想のヒントにもなるので、書く力のある人は書けると思います。

今まで、chatGPTを使って記事を量産していたところもあるかと思いますが、これを機に判定サイトでお試しした方がいいかもです。

AIが書いた記事をSEO上、どのような扱いにするのか微妙なところですが、もしNGの場合は再構築していかないと、量産した記事が無駄な作業になってしまいますね。

そうなるとwebライターさんはまだまだ需要があるかもですね。
見出しから記事を書くのはAIではなく、人間なのですから。

おっと、そのwebライターさんも気をつけて。
今後はクライアント先が、上記の判定サイトであなたの納めた記事を判定するかもです。

なんか面倒な世の中になってきましたね。

chatGPTなどのAIが書いた文章かどうかを判定してみるのまとめ

chatGPT系などのAIに文章を書いてもらうのはいいのですが、判定サイトが出てきています。

これらのサイトに上記で書いてもらった文章を入れると、瞬時に確率何%で白か黒かの判定が出ます。

書いた記事を人間が消化してまとめても判定結果は黒。AIが書いたと判定されました。

なので、こういったchatGPT系を使って文章を書く場合は、タイトルと見出しを書いてもらって、そこから先は人間が思考しながら書いた方が間違いないかと思います。(2023年4月現在)

そういう意味ではwebライターさんの職域も、まだまだ生き残れるかも知れないです。
(数ヶ月後、数年後にどうなっているかはわかりませんが)

チャットボットとは

チャットボットとは何か

みなさんチャットボットとはご存じでしょうか。
チャットで身近なところだと、LINEなんかがそうですね。

チャットボットとは、この応答のところを自動でやってくれるシステムのことです。

これをどこで使うかって。
個人ではまず使わないですね。

業務で消費者からの質問が多いところでは結構使われています。

最近の流行りだとchatGPTをLINEで使えるようにしたAIチャットくんなんかもチャットボットの一種ですね。

通常の応答文はあらかじめプログラマーが考えて学習させた文言を使うのですが、chatGPTのAPIを使うことによって、応答文を生成してくれるんですね。

これは結構レベルの高い回答ができるので便利です。
APIの使用料がかかるので、LINEとchatGPTを連携させるよりも、ユーザーの使用量により従量課金の設定の方が、手間のかかるところです。

なので作り方は公開してあっても、なかなかビジネスとして運営しようという人も少ないのが現状です。

だって、数万人の人が同時に使うってことはAPIの使用料がとてつもないですよね。
その金額を一旦こちらで負担して、それぞれのユーザーに請求していくって、なんとも大変すぎる。

結構な資本のあるとこでないと手が出せないシステムですよね。

さあ、そんなチャットボットですが、ウチでも開発提供していますので、ご入用の方はご相談ください。

それでは、チャットボットのイロハを記していきます。

チャットボットの特徴

チャットボットとは、AI技術を使って、テキストチャットで話すプログラムです。

例えば、ウェブサイトやアプリでよく使われていますよね。
自然な言葉で話しかけると、チャットボットは自動的に返事をしてくれます。

チャットボットの一番の特徴は、24時間いつでも話せることなんです。

人のカスタマーサポートは、仕事時間中しか対応できないけど、チャットボットは常に使えるから、いつでも助けてもらえる。

そして、多くの人が同時に話しても、一人のカスタマーサポート担当者が応対できないような大量の質問にも答えられます。

さらに、チャットボットは、自然な言葉を使って話しかけると、その意図を理解して自動的に返事をすることができるんです。
ユーザーは自分の問題や要望をすぐに解決することができ、カスタマーサポート担当者も同じ質問に何回も答える手間を省くことができます。

チャットボットの改善点

そんな便利なチャットボットも、まだ改善しなければならない点もあります。

例えば、チャットボットは人工知能に基づく技術を使用しているため、まだ完璧な解決策を提供できない場合もあります。

また、ユーザーが求める情報とチャットボットが提供する情報が一致しない場合もあるため、それを解消するためには適切なトレーニングが必要なんですね。

みなさんもchatGPTを使っていて、もっともらしいけど、間違った答えを普通に読んでいると思います。
そう、チャットボットとはいえ完璧ではないんですね。

まあ、まだまだ始まったばかりの黎明期ですから、仕方ないっちゃ仕方ないです。

しかし、そんなチャットボットも、今後ますます増えることが予想されてます。
顧客サポートや販売促進など、さまざまな分野で役立つことも期待されてます。

また、より高度な自然言語処理技術の進歩で、今よりも更に自然な対話が可能になるとも予想されてます。

 

チャットボットはこんなとこで使われる

チャットボットの具体的な応用例を紹介します。

● 顧客サポート
チャットボットは、24時間いつでも対応できるため、顧客サポートに利用されることが多いです。

商品の問い合わせやクレーム対応、配送状況の確認など、さまざまな質問に正確に回答することができるんですね。

カスタマーサポート担当者がいない時間帯や、同時に多くの問い合わせがある場合にも役立ちます。

● 販売促進
チャットボットは、ユーザーとの対話を通じて、商品の情報提供や購入の促進を行うこともできます。

商品の特長や価格、在庫状況などの情報を提供し、購入手続きを案内することもできます。

また、キャンペーン情報や割引クーポンの配信など、販売促進なんかにも利用されます。

● ビジネスの効率化
チャットボットは、ビジネスの効率化にも貢献します。

例えば、人事や経理などの業務で、よくある質問や手続きの自動化が可能です。
また、社内の情報共有やスケジュール管理などにも利用されますね。

以上のように、チャットボットはさまざまな分野で活用され、業務の効率化やコスト削減、顧客満足度の向上などに貢献しています。

また、自然な言葉で話しかけることができるため、ユーザーにとっても使いやすく、普及が進むことが予想されます。

チャットボットとは何かのまとめ

チャットボットはAI技術を使って自動返答するプログラムで、消費者からの質問が多い場所やウェブサイト、アプリで活躍しています。

24時間いつでも利用でき、一人の担当者が応対できない大量の質問にも答えることができます。ただし、完璧な解決策を提供できないこともあり、ユーザーとの情報不一致もあります。

今後どんどん改善されて、さらに使いやすいシステムになっていくでしょう。

またchatGPTなどの大規模言語モデルも普及していくので、ますますレベルの高い回答もできるようになります。
今後は、我々のかたわらになくてはならない存在になっていくでしょう。

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