仮説思考をビジネスに応用した「ビジネス仮説ジェネレーター」を作った話

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仮説思考をビジネスに生かせないか

だいぶ昔に読んだ本が書棚にあったので、思い出しながら、今のLLMと組み合わせるとどうなるのか。
そこに興味があったので、この記事を書いてみました。
「ビジネススクールで身につける仮説思考と分析力―ポケットMBA〈5〉 (日経ビジネス人文庫) 」

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成功か失敗かを左右するものは何なのだろうか。
アートにしろ、スポーツにしろ、ビジネスなどなど。

各種いろんなジャンルがあるが、今回はビジネスの観点で。

ビジネス分野だと、商品力、マーケティング、立地、チーム力──いろいろあるが、実はその前段階にある「仮説思考」がとても重要ではないかと。

どれだけ情報を集めても、それをどう理解し、どう未来を予測し、どう選択肢をつくるか。
この仮説を立てる力が弱いと、戦略はふわっとしたままで終わってしまう。

ただ、多くの人は「仮説を立てろと言われても難しい」と感じるでしょう。

情報は増え続けるのに、整理する時間は減るばかり。そんな状況で、もっとスピーディーに、論理性のある仮説を生み出す方法はないのか。

「仮説思考 × LLM」を組み合わせたらどうなる?

人間は経験や直感から仮説を立てるのは得意だが、どうしても偏りが出る。

一方、LLMは膨大な情報を一瞬で統合し、構造的に文章を生成することができる。
しかし、AIは「何が重要か」「なぜそれが成功につながるか」の文脈理解は弱いこともある。

では、この2つを組み合わせたらどうなるのか?

人間が「問題の切り口」「見るべき観点」を定義する
LLMが「情報統合」「長文の分析」「定量的な推測」を行う

このコラボが成立すれば、かなり強力な“仮説生成エンジン”になる。

そこで私は、プロンプトによる観点指定、JSONによる回答構造化、そしてデータ(スクレイピングや統計情報)の注入を組み合わせて、AIに「ビジネス仮説」を書かせるプロトタイプを作ってみることにした。

自作ツール「ビジネス仮説ジェネレーター」誕生

作ったシステムはシンプルだが、かなり汎用性が高い。

現地の競合データをスクレイピング
統計データを入力
プロンプトを指定
LLMが仮説を生成
JSON Schemaで構造化された出力を返す

こうすることで、「成功率の高い戦略仮説」「狙うべきターゲット像」「立地戦略」「成功要因の根拠」などを、自動で5つ提示してくれる。

さらに面白いのは、プロンプトを書き換えるだけで業種をいろいろ変えられることだ。

埼玉県のカフェ開業
美容室開業
ゴルフスクール
不動産賃貸事業
スタートアップの戦略立案

全部、プロンプト変更だけで別ツールに変身する。

つまりこのツールは、一言で言えば
「仮説思考をエンジン化したもの」と言える。

「仮説作成の自動化」がメイン

何事もそうだが、仮説を作る作業は時間と知識が必要だ。

情報を集め、分析し、論理的な文章に落とし込むのは手間がかかる。
特に、複数の要素を同時に扱うと、どうしても抜け漏れが出てしまう。

このツールは、そのプロセスをAIに肩代わりさせる。

文章化はAI
観点の選択と全体の方向性は人間

この役割分担が圧倒的に効率的なのだ。

AIは、構造的な文章生成や複数要因の統合が得意なため、
論理的で抜けの少ない仮説を短時間で作れる。

実際に生成される成果物は、1番下に置いておくので参照ください。

「プロンプトを変えるだけ」で異業種にも適用できる

今回のツールは埼玉県のカフェで検証したが、本質はそこではない。

前の章でも書いたが、本当に面白いのは、プロンプトを書き換えるだけで、全く別のビジネスにも適用できる点だ。

たとえば──

美容室版
AIサービス立ち上げ版
観光事業版
不動産賃貸版

こういったまったく異なる業種でも、
「プロンプト × データ」
という最小構成だけで、高品質な仮説を生成できる。

つまり、業種に依存した専用システムではなく、どんな事業でも仮説を生める汎用フレームになっている。

この柔軟性は、従来のテンプレ型の分析ツールにはない大きな強みだ。

まとめ AIは文章生成から戦略生成へ

今回、仮説思考をAIに応用してみて一番強く感じたのは、
LLM は「文章を作る道具」から「戦略を作る道具」へも進化している点だ。

これまでAIに任せていたのは、メールや文章作成といった生成作業が中心だった。

しかし、仮説という思考をプロンプトで指定し、構造化されたJSONで出力させることで、AIは一段上の役割を果たし始める。

ビジネス戦略の下書きを作り
多角的な視点で要因を整理し
定量的な成功率まで付けてくれる

これはすでに、単なる文章生成の範囲を超えている仮説思考のパートナーとして使える時代が来たのだと実感した。

今回の「ビジネス仮説ジェネレーター」は、今後、外部APIや商圏データを統合すれば、もっと高精度になる。
そして、事業計画書や市場分析レポートをほぼ自動で作ることも可能だ。

ビジネスにおける仮説思考は、もはや個人スキルだけの話ではない。
AIと組み合わせることで、「仮説の質」も「速度」も大きく伸ばせるはずだ。

 

出力されたレポート

下記が今回出力したレポートです。
前回のレポートと同様に、いくらでも詳しく長文生成が可能です。
今回のはほんの一例です。

コードはPythonで作ってあります。コンサル系の方で興味のある方は、LINEにてお問い合わせください。

入力されたデータはかなり絞り込んだものです。
実際は、この数倍のデータを入れた方が良いでしょう。

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●入力データ
埼玉県での新規カフェ開業の成功確率が高い順に仮説生成してください。
他、各種統計データいろいろ

●出力データ

✅ 生成された仮説 (成功率が高い順) —

## 1. 仮説: 成功率 85.0%

☕ コンセプト: 地元食材を活用したファミリー向けカフェ
🧑‍🤝‍🧑 ターゲット顧客: ファミリー層
📍 立地戦略: 大宮駅東口徒歩5分、周辺に公園と商業施設が多いエリア
🧠 根拠 (Rationale): 埼玉県はファミリー層が多く、特に大宮駅周辺は昼間人口が高いため、家族連れの集客が見込めます。平日は通勤客、週末は家族での利用が期待でき、特に子供向けのメニューや遊び場を設けることで、リピーターを増やすことが可能です。地元の新鮮な野菜や果物を使用したメニューを提供することで、健康志向の高い親たちのニーズにも応えられます。価格帯は800〜1,200円で、家族で気軽に利用できる価格設定を行い、特に子供向けのメニューを充実させることで、顧客満足度を高めます。また、SNSを活用したプロモーションや地域イベントへの参加を通じて、初回の集客を図ります。リピーターを増やすためには、スタンプカードや季節限定メニューを導入し、常に新しい体験を提供することが重要です。競合との差別化としては、地元食材の使用とファミリー層向けの特化を挙げられますが、原材料の高騰などのリスクに対しては、地元農家との直接取引を進めることでコストを抑えることができます。

## 2. 仮説: 成功率 80.0%

☕ コンセプト: 勉強・交流ができるカフェ
🧑‍🤝‍🧑 ターゲット顧客: 学生層
📍 立地戦略: 浦和駅西口徒歩3分、大学や専門学校が近くにあるエリア
🧠 根拠 (Rationale): 浦和駅周辺は学生が多く、特に大学や専門学校が近いため、勉強や友人との交流の場として利用されるカフェが求められています。昼間は学生が多く訪れるため、Wi-Fiや電源を完備した快適な空間を提供することで、長時間の滞在を促すことができます。メニューはドリンク450〜800円、軽食500〜1,000円とし、学生にとって手頃な価格設定を行います。初回の集客にはSNSを活用し、学生向けのキャンペーンや割引を実施することで、認知度を高めます。また、リピーターを増やすためには、勉強会やイベントを定期的に開催し、コミュニティを形成することが重要です。競合との差別化としては、学びや交流の場としての機能を強調し、他のカフェとは異なる独自のブランドを築くことが求められます。リスクとしては、競合の増加が考えられますが、独自のイベントやメニューで差別化を図ることで対策を講じます。

## 3. 仮説: 成功率 75.0%

☕ コンセプト: 落ち着いた雰囲気の健康志向カフェ
🧑‍🤝‍🧑 ターゲット顧客: シニア層
📍 立地戦略: 川越駅近く、住宅街に囲まれた静かなエリア
🧠 根拠 (Rationale): 川越は高齢化が進んでおり、シニア層に特化したカフェの需要が高まっています。落ち着いた雰囲気で、健康志向のメニューを提供することで、シニア層のニーズに応えることができます。メニューは低糖質やビーガン対応の食事を中心に据え、価格は800〜1,200円程度で設定します。初回の集客には地域の健康イベントやシニア向けのワークショップを開催し、地域密着型のプロモーションを行います。リピーターを増やすためには、定期的なイベントや健康に関するセミナーを開催し、コミュニティを形成することが重要です。競合との差別化としては、シニア層に特化したメニューとサービスを提供することで、他のカフェとは異なる独自性を持たせます。リスクとしては、競合カフェの増加や原材料の高騰が考えられますが、地元の農家との提携を強化することでコストを抑え、安定したメニューを提供することができます。

## 4. 仮説: 成功率 70.0%

☕ コンセプト: ビーガン・グルテンフリー専門カフェ
🧑‍🤝‍🧑 ターゲット顧客: 健康志向の若年層
📍 立地戦略: 所沢駅近く、若年層が多く集まるエリア
🧠 根拠 (Rationale): 所沢は若年層の人口が多く、健康志向の高まりに伴い、ビーガンやグルテンフリーのメニューを提供するカフェが求められています。特に、SNSでの情報発信が活発な世代であるため、インスタ映えするメニューや内装が集客につながります。価格帯は1,000〜1,500円で、健康に気を使う若者にとっては「ちょうどいい」と感じられる設定です。初回の集客にはSNSを駆使し、インフルエンサーとのコラボレーションやイベントを開催して認知度を高めます。リピーターを増やすためには、季節ごとの新メニューや特別イベントを企画し、常に新しい体験を提供することが重要です。競合との差別化としては、ビーガン・グルテンフリー専門という明確なコンセプトを持つことが挙げられますが、リスクとしては原材料の高騰や競合の増加が考えられます。これに対しては、サプライヤーとの長期契約を結ぶことで安定した原材料供給を確保し、コスト管理を徹底します。

## 5. 仮説: 成功率 65.0%

☕ コンセプト: 埼玉の文化を体験できるカフェ
🧑‍🤝‍🧑 ターゲット顧客: 観光客と地元住民
📍 立地戦略: 川越の観光地近く、アクセスが良い場所
🧠 根拠 (Rationale): 川越は観光地としても知られており、観光客と地元住民が交わる場所にカフェを開業することで、双方のニーズに応えることができます。埼玉の伝統や文化を感じられる内装やメニューを提供することで、観光客にとっては新しい体験を、地元住民にとっては親しみを感じられる場所となります。メニューは地元の食材を使用した料理や飲み物を中心に、価格は1,000〜1,500円程度で設定します。観光シーズンには特別メニューを用意し、リピーターを増やすためには、地域イベントやワークショップを開催することが重要です。競合との差別化としては、埼玉の文化をテーマにしたカフェという独自性を持たせることが挙げられますが、リスクとしては観光客の流入が季節によって変動することが考えられます。これに対しては、地元住民向けのプロモーションを強化し、観光客だけでなく地元の人々にも愛されるカフェを目指します。

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