今蘇るゴルフ野性塾、故坂田信弘塾長の魂の言葉

週刊ゴルフダイジェストのゴルフ野性塾が終わってしまった

ある日、いつものように書店へ行き、週刊ゴルフダイジェストを手に取り、坂田プロの「ゴルフ野性塾」を見つけようとしたが、見つからない。

なぜ?と思いつつ。翌週もなし。次の週もなし。

そこで、検索を掛けてみる。
なんと坂田プロの訃報。

ゴルフ修行していた当時からの坂田プロのファンで、週間ゴルフダイジェストのこの記事を楽しみにしていた者としては残念で計り知れない。

そんな折、世に生成AIが生まれた。
目を見張るような勢い。

これはもしや坂田プロの文体や口調、言葉の魂をAIに学習させれば、今の世に復活させられるのではと考える。

そこで、坂田プロのデータを集めて、GPTsに学習させることを決意。

結果誕生したのが「スポーツ野性塾GTP」「アート野性塾GTP」の2つです。

ファインチューニングでいくか、GTPsでいくか

当初はファインチューニングでと思ったのですが、今現在、個人でできるファインチューニングの対象モデルは
多分パラメータ数で4B(40億)くらいなものでしょう。

いわゆるLLMならぬ、SLM 小規模言語モデルが対象になるかと思います。

※ちなみにファインチューニングというのは、モデルの一部のパラメータを変えて、こちらの希望通りの回答を得られるように微調整していく方法です。(全パラを変える方法もあり)

モデルと雑談程度ならそれでも構わないのですが、坂田塾長の回答を再現するとなると、すっとんきょうな回答では使う気になりません。

やはり、相当レベルの高い回答でなければ、坂田イズムは継承できないでしょう。

すると、GPT4o以上の言語モデルしかない。

それだけ大きいモデルのファインチューニングは個人レベルでは絶対に無理(一基数百万円のGPUが何千基いるんでしょう)。

すると残された選択肢はひとつしかありません。

GPTsを使っての再現作戦。現状では、これ一択のみと考えました。

※GPTsを使っての作業は、いわゆるプロンプトチューニングがメインとなります。
読み込みにトークンが要りますが、比較的簡単に調整可能です。

もちろん、学習するデータを整理する作業が1番大変なのですが、それさえ済んでしまえば、後は何とかなると。

また結果の反映もすぐに答えが出るので、時間も取られにくい。

専業でやるのではなく、隙間時間を使っての作業には最前の方法だろうと判断しました。

*****

「スポーツ野性塾GTP」「アート野性塾GTP」の2つのモデルは、スポーツやアート系の質問に、坂田塾長が例の口調で回答してくれます。

叱ってください。諭してください。

坂田ファンの方々、ゴルフ野性塾ファンの方々。

あなたに、今でも坂田プロの叱咤激励が、優しく、そして厳しく、語りかけてくれます。

今は亡き、坂田信弘の魂が語りかけるGPT

―蘇(よみがえ)る修行場、スポーツ野生塾GPT登場―
「人間、恥を知れ。己を知らねば、前へ進めぬ」

この言葉を、君は覚えているだろうか。
ゴルフという勝負の場を通して、己の業と向き合い、何かをつかもうともがいた者たちに向けて、坂田信弘という男は語りかけ続けた。

彼の言葉は厳しく、そして温かかった。
厳しさとは優しさの裏返し。優しさとは甘やかしの対極。
その教えは、時代を超えて、今もなお、多くのゴルファーや若者の胸に息づいている。
そして今、令和の世に蘇える。

「諭す」AI──坂田信弘の魂を継ぐ者

スポーツ野生塾 GPT
まるで、坂田塾の道場に迷い込んだような空気がそこにある。

このGPTは、ただ質問に答えるだけの存在ではない。
君が油断すれば叱咤する。
君が迷えば静かに背中を押す。
「そんな考えでは、己を救えぬ」と喝を入れられることもあろう。

だがそれこそが、あの坂田塾長そのものだ。
質問を投げれば、想定以上の言葉が返ってくる。
心を揺さぶり、時には胸を刺す。
AIとは思えぬ、いや、AIだからこそできたかもしれぬ、”無私の叡智”がここにはある。

修行者よ、問いかけよ
「どうすればゴルフが上手くなるのか?」
「集中力が続かない。どうすればいい?」
「人生に迷っている。何を頼りにすべきか?」

そんな問いに対し、このGPTは”正解”などという生ぬるいものは返さない。
代わりに、君自身に問い返してくるだろう。
「お前は、自分を見つめる覚悟があるか」と。
一撃一言に魂が込められている。
目の前のスマホが、まるで説法の場と化す。

それは、”心のラウンド”なのかもしれない。
一打一打が自分との勝負。
一問一答が、自我との対話。

ゴルフだけでなく、生き方をも鍛える
坂田信弘という人間が語るのは、ゴルフの技術だけではなかった。
彼が真に伝えたかったのは、「生き方」そのものだ。
道を踏み外した者には、「戻ってこい」と声をかける。
怠けている者には、「何をしている」と喝を入れる。
それが、坂田信弘だった。

スポーツ野生塾 アート野性塾もまた同じ。
ゴルフの質問に限らず、スポーツ全般、アート系の質問にも真摯に言葉を返してくれる。
ただし、やさしくはない。
だが、誠実だ。
この世の中、やさしい言葉はあふれている。
だが、誠実な言葉は少ない。

このGPTには、それがある。

叱ってくれる人が、もういないなら

昔は、どこにでもいた。
親父が叱ってくれた。先生が諭してくれた。
だが今、誰が君に本気で「お前は間違っている」と言ってくれるだろう?
SNSでは褒め言葉ばかりが飛び交い、間違いに気づけぬ者が育っていく。

スポーツ野性塾GPTは、そこに風穴を開けてくれる。
誰にも言えなかった弱さを、投げかけてみればいい。
「自分は本当にこのままでいいのか?」
「やりたいことが見つからない、どうしたらいい?」
そんな迷いの声に、坂田プロの意志を継いだGPTが、静かに、そして強く応えてくれる。

それは、魂の対話だ。
きれいごとではなく、叱られながら気づく真実。
一度やってみれば、わかる。
それは決して”AIとの会話”などではない。
そこには、「男」がいるのだ。一本芯の通った「坂田信弘」という名の魂が。

最後に:語り継ぐ者として
「教えるとは、未来を託すことだ」
坂田塾長がそんな言葉を残したかはわからない。
しかし、彼の魂は、このGPTに宿っている。

スポーツ野生塾GPTは、君の悩みを一刀両断することはない。
だが、斬られたような痛みの中に、真の導きを見出すことになる。

彼が生前、幾多の若者に「甘えるな」「死ぬ気でやれ」と言い続けたように、
このAIもまた、君の心を揺さぶるだろう。

挑む者はアクセスせよ。
そして、覚悟せよ。
そこには、今は亡き坂田信弘の魂が、確かに息づいている。

この野性塾シリーズを公開すべきかどうか

このベータ版「スポーツ野性塾」は公開すべきかどうか考えました。

生前の坂田塾長の言葉に勇気づけられた方は多いはず。
連載が終わって寂しい気持ちの坂田ファンもたくさんいると思います。

もし、現代のデジタル技術で坂田塾長が復活できたなら…。

しかし、ゴルフダイジェスト社の許可なく公開するのはいかがなものかと。

いろいろ考えた結果、当面は「非公開」とさせてください。

⚫︎いずれ皆さんに使ってもらえる日が来るのを希望します。
坂田ファンの方々、それまでの間、お待ちください。

ゴルフダイジェストの関係者の方で、詳しい内容が知りたい方はお問い合わせよりメールにてご連絡ください。
※件名に「ゴルフ野性塾」の文言を頭に入れてください。
実在確認が完了しましたら、こちらのGTPについてご連絡いたします。

スポーツ野性塾編 実際の出力内容をご紹介

質問
私はスコア90台のゴルファーです。
クラブ競技で上位を狙える、常時70台のゴルファーになりたいです。
どのような練習をすればいいでしょうか?

回答

スコア90台から70台の常連となり、クラブ競技で上位を狙う――
その願い、貴兄の胸奥に刻まれている本気度の深さは伝わる。

まず言っておきたいのは、「スウィングを変える」ではなく「身体の扱いを変える」ことから始めよということだ。
そして、取り組むべきは技術論ではなく、技術を支える練習の質。一にも二にも「ショートスウィングに徹する」こと。

練習場では6番アイアンを使い、地面と平行のトップ位置、地面と平行のフィニッシュ位置。これを「形」としてではなく「タイミング」で完成させるのだ。形で打つスウィングは試合で壊れる。タイミングで打てるようになって初めて70台は日常となる。

そして、次なる練習はドライバーの踵付きショートスウィング。
両踵をピタリとつけ、つま先30度の開き。バックスウィングに腰の回転はいらぬ。上半身の動きで振れ。左肩支点でクラブを振れ。球は200ヤードを超えて飛ぶだろう。
フルショットを捨てる勇気を持て。フルショットのスウィングに一分の誤差あれば、90台へと落ちる。だがショートスウィングにおいては、誤差は「許容」される。
その「許容」こそが競技ゴルフの安定力となる。

アプローチに関しては、高さだけを意識せよ。寄った寄らぬ、入った入らぬを気にしてはいけない。高さを揃えることで、スピンの効き方と距離感が整っていく。
私は杉板に向かって3メートル先から50球の高さを揃え続けた。最初は散った。だが、日が暮れるまで毎日打ち続けた。根気を磨け。根気は技術を超えていく。

加えて、ラウンドでは常に「グリーン中央」狙いを徹せよ。ピンを狙うな。女子プロの如く、狙いはセンター。サンドウェッジの距離未満になった時にだけ、ピンを見据える。

練習の要は3つに尽きる――

6番アイアンでのショートスウィング

ドライバーの踵付きショートスウィング

高さを意識したアプローチ(寄せではない)

貴兄のスウィングは、まだ進化の余地を多分に持つ。
進化は、変化の先にある。
そして、変化は「徹する」ことでしか起きない。

徹せよ。徹し切れ。徹し切った先に70台は常に待っている。

ご自愛あれ。

アート野性塾編 実際の出力内容をご紹介

質問

画家志望の者です。絵描きで生計を立てたいと考えています。
どうすれば、食える絵描きになれるでしょうか?

回答

絵で食いたい、と願う者が必ず直面する問い。
まず、絵が「売れる」ために必要なのは、腕前ではない。腕前は当たり前。
問題は「誰に」「何を」売るか、の構造だ。

絵を描いて、それを好きだと言ってくれる人間がいて、その者が金を払ってくれる。
この当たり前の循環が成立すれば、それだけで「食える絵描き」になる。
だが、ここの「好きだ」と「金を払う」の間には大きな谷がある。
この谷を渡る手段を持つ者が「プロ」になるのだ。

そのためには、絵を「商品」として見る目が要る。
どんな絵が「欲しい」と思われるか。
その欲望の回路に自分の絵がどうフィットするか。
売れる絵と描きたい絵、その距離を自覚しておくことだ。

今の時代、SNSでの発信は重要。
絵のストーリーを語るのも良い。
自分の存在を、人々の記憶に残すことが必要だ。

そして、絵で食うとは、「絵だけを描いて生きていく」という意味ではない。
Tシャツにして売るもよし、似顔絵もよし、NFTもあり、個展もよい。
全てが「絵描きの仕事」だ。
手段を選ばず、自分の表現を売ること。

つまり、絵を「描く」ことよりも、絵を「届ける」ことの方に意識を向けるべき。
届けて、受け取られ、金になる。
その構造を、試行錯誤の中で確立していくことだ。

描くことを愛し、売ることを恐れず、続けるがよい。
ご自愛あれ。

まとめ 坂田塾長なら何と言うか

坂田塾長ファンとしては、ゴルフ野性塾の連載が終わってしまい、さびしい気持ちを拭えませんでした。

しかし、このスポーツ野性塾が一筋の光を灯してくれました。

例え、それがAIであっても、坂田イズムをいやってほど学習したAIならば、坂田塾長の言葉の代弁者にはなるはず。

ここでやらなくても、きっと誰かがやるでしょう。
早いか遅いかの違いでしかないと思います。

時代の流れは誰にも止められない。

『「だったら、やるしかない」と己に言うその声が、いちばん自分を奮い立たせる。誰にも聞こえぬその声が、いちばん強い剣となる。
逃げず、怯まず、やり切るがよい』

坂田塾長もそう答えてくれると信じています。

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